日系4世の受け入れに関する制度が近年変更しました。(日系4世の受け入れ制度に関して詳細を知りたい方はこちらの記事をclick)その制度で登場してくるのが、日系4世サポーターであり、来日する日経4世のサポートをするのが役割です。この記事ではその役割について具体的に解説していきます。
日系4世の方が入国前に行うサポート
主なさぽーと内容としては在留資格認定証明書交付申請を入管に行うことです。この申請の中でサポートできることとしては
・申請書の記入
・申請書以外の必要書類のキャッチアップ、とりよせ
・交付された認定書を日系4世の居住地に郵送
などがあります。
在留資格認定証明書交付申請をするうえでの必要書類
❶在留資格認定証明書交付申請書 1通
❷写真 1葉
➌392円切手を貼付した返信用封筒 1通
❹日系人であることを証明する書類
❺帰国旅費の確保・滞在費支弁方法を証明するもの
❻その他
日系人であることを証明する書類とは?
・曾祖父母(日本人)の戸籍謄本または除籍謄本(全部事項証明書)
・本国の帰化がん発行した曾祖父母、祖父母及び両親の結婚証明書
・本国の機関が発行した祖父母、両親及び日系4世の方の出生証明書
・日系4世の方の出生届受理証明書又は認知届受理証明書(日本の役所に届出をしている場合のみ)
帰国旅費の確保・滞在費支弁方法を証明するものは?
・預金残高証明書
・雇用予定証明書(ある方のみ)
上記書類以外に、健康診断書、犯罪経歴証明書、無犯罪証明書、日本語能力を証明する書類、受け入れサポーの方の住民票、サポーター(団体)の登記簿謄本、サポーター(団体)の職員の場合は職員であることを証明する書類など用意する書類は様々です。
日系4世の方が入国後に行うサポート
生活状況の把握
日系4世の方が問題なく、日本文化を習得できているのか定期的に確認する必要があり、この確認方法としては直接お逢いするか、電話など、本人と的確に確認できることが望ましいです。メールなどでは本人とやりとりできているのかが不鮮明であり、情報源としては不確かになってしまいます。
在留期間更新申請にあたり入管に生活状況の報告すること
半年に1回1年に1回(在留期限による)在留期限更新許可申請を行う必要がある。その時に日系4世の方の生活状況について詳しく記載する書類があるので、その書類にたくさんの情報を記載できるよう日頃からコンタクトをとる必要がある
日系4世の方に何かしらのトラブルがあった場合にたいおうすること
日系人とはいえ、日本でどの場所でどのような情報が得られるか本人はわからない。またどういったサービスが存在するかもわかりません。例えば日本語を学びたいとなったら、行政が主体で行っている日本語教室の存在を教えてあげることもサポーターとして果たすべき役割であるとおもいます。そのほかにも、体調を崩したときにどこの病院にかかればいいかなどを教えてあげるのも必要になってくるかと思います。
入管への連絡
入管へ連絡(情報提供)することもサポーターがしなければならいことのひとつです。
サポーターの方の事情(体調不良、海外に行かなければならなくなった等)に応じて日系4世の支援を行うことができなくなった場合は入管から、日系4世の方へ新たなサポーターを探す必要がある旨を伝える必要があるため、支援を行うことができなくなった場合すぐに報告するようにしてください。(日系4世の方の不利益になるので)
サポーターを辞退したら、来日した日系4世のかたに影響はあるのか?
サポーターが辞退することで日系4世の日本での在留に影響が出るわけではありません。ただし辞退したサポーターがどういった理由で辞退したかによって、次から日系4世のサポーターとしての資格が失われる可能性はあります。
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